2021.01.12
SNSを使ったマーケティング方法。各SNSの特徴やコツ等。【Twitter、Instagram、Facebook、LINE】

この頃、お客様によくお店やECサイトをどのように宣伝したらいいのか、どのように集客して販売につなげたらいいのか。そして低予算、なるべくお金をかけないでいいほうはないかとアドバイスを求められることがあります。

GoogleやYahoo!の広告を利用した宣伝・集客によるマーケティングはいまでは一般的に利用され、狙いをしぼったターゲティングによる広告で効果も大きく出る場合があります。弊社でもお客様にご案内させていただき対応させていただいております。しかし、継続的な宣伝広告費の投資や広告設定のチューニングなど継続していくには大変な部分もあります。何より低予算で続けるのであればなかなか効果も出にくい面もあります。

そこで有料ではなく無料でできる宣伝・集客方法としてTwitter・Instagram・Facebook・LINEといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使ったマーケティングを行う方法があります。もちろんこれらのSNSにも有料で行う宣伝方法はあります。
SNSマーケティングは、販促やブランディングに効果的というメリットがある一方で使い方を誤ってしまうと企業イメージをダウンさせるリスクもあるため、特徴をよく把握しながら運用することが重要です。
また無料ではありますが時間と労力、そして継続して行い続けない限り効果は絶対でないです。

なぜSNSマーケティングを利用するべきか?

SNSマーケティングをなぜ利用するべきか、それは消費者のSNS利用が単純に高まっていることが挙げられます。総務省が発表した「平成30年通信利用動向調査」による調査結果より、80歳以上を除いたすべての世代で個人のSNS利用率が高まっていることが分かります。
資料:平成30年通信利用動向調査|総務省

従来では「SNSは若者が楽しむもの」と思われていましたが、40代以上の世代のSNS利用率の伸びが大きいことからも、SNSが広い世代の人々の生活に深く根付いてきていることも読み取ることができます。
また、企業(ビジネス)でもSNSの利用率が増えています。

検索エンジンよりもSNSで情報収集している人が増えている

最初に述べた通り、集客・宣伝する方法はGoogleやYahoo!などの検索エンジンや広告等で行う方法があり、これまではそれが一般的でした。しかし現在ではSNSで情報収集をすることが多くなってきています。


資料:モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査 2019年総集編【トレンドトピック版】

2016年と2019年を比較して、すべての項目において検索エンジン(Google)の利用率が下がり、SNS(Facebook、Instagram、Twitter、YouTube)の合計割合が増えています。
特にファッションやグルメ、レジャーなどのジャンルにおける情報収集は、SNSで行う人の割合が増えているそうなのでSNSを使った情報発信の重要性は極めて高くなってきています。

それぞれのSNSの特徴



資料:2020年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ

Twitter

TwitterはテキストベースのショートメッセージによるコミュニケーションがメインのSNSです。日本国内の月間利用ユーザー数は4,500万人。
ユーザーと近い距離間でコミュニケーションをとることも可能のためファンを獲得する目的で利用している企業も多く見受けられます。トレンド情報収集に強みを持っており、「今」話題になっている情報を集めたり、リアルタイムのイベントと連動して実況ツイートをするなどの活用法も人気。また、「リツイート」というシェア機能も特徴的であり、ワンタップで自分のフォロワーへおすすめのTwitter投稿を共有できるため、爆発的な拡散(通称「バズる」)が期待できるSNSです。
「フォロー&リツイートキャンペーン」など、拡散性の高さを生かしたTwitterキャンペーンはユーザーが手軽に参加できるため多くの企業で実施されています。
Twitter広告配信もでき、Twitter広告はリツイートによる2次拡散の費用がかからないため、上手くシェアされれば費用対効果を高めた効率的なマーケティングが可能です。

Instagram

Instagramではフォローしている人以外の投稿はフィードに流れてこないので、ハッシュタグを辿って他人の投稿を見る文化があります。つまり企業目線で見ると、見つけてもらうにはハッシュタグを付けることが必須です。その付け方もTwitterとは違い複数つくことが多いという特徴があります。
日本国内の月間利用ユーザー数は3,300万人。
ユーザーは20代~30代の女性が多い印象ですが、今では男性比率も40%を超えており男女から人気のSNSとなっています。
「インスタグラマー」などインフルエンサーの活動も盛んで、数万人~数百万人というフォロワーに対して企業PRをしてもらう「インフルエンサーマーケティング」が行われるプラットフォームとしても人気です。

Facebook

Facebookは世界で最も利用ユーザー数が多いSNSです。日本国内の月間利用ユーザー数は2,600万人。
実名登録制のSNSであり、学歴、仕事、ライフステージなど様々な情報をもとにしたターゲティング精度の高い広告配信が強み。
世界を代表するSNSですが、国内の成長には陰りが見えてきました。Instagramの急成長とは対照的に、ユーザー数に関しては2019年初めて減少しました。また企業の活用の面では、2018年のアルゴリズム変更からオーガニック運用だけではリンク誘導を狙ったコンテンツが届きづらくなってきています。とはいえターゲティング精度の高い広告によるリーチに強みは健全で、40・50代へアプローチする媒体としては今もなお魅力的です。

LINE

LINEは日本にてもっとも月間ユーザー数が多いSNSであり、連絡用、コミュニケーションツールとして大変多くの人が活用しています。日本の月間利用ユーザー数は8,300万人。
利用層は20代が最も多く、30代~50代以上の比較的高い年代の人にも活用されている特徴があります。
メッセージ配信(メルマガのようなイメージ)と、タイムライン投稿(Facebookのフィードのようなイメージ)の2種類があり、それぞれに広告枠が設けられています。LINE公式アカウント運用により他のSNSよりもさらに多くのターゲットユーザーへ情報発信やコミュニケーションできるメリットが強みです。

どんな内容を?いつ?どれくらい?投稿すればいいの?

実際にSNSマーケティングを行う上でお客様によく言われるのが「どんな内容を投稿したらいいの?」「いつ投稿すればいいの?」「どのくらいの頻度で投稿すればいいの?」といったことを聞かれます。

どんな内容?

実際に自分が情報収集するときにどのような情報を探すか、どのような内容だと目に留まるかということを考えてみましょう。

  • セール情報、キャンペーン情報
  • 入荷情報、売り切れの情報
  • 開店、閉店、お休みの情報
  • 利用例、調理例、コーディネート例
  • メニュー、おすすめ料理などの写真

これらをよく情報収集したり、目にとめることはないでしょうか?
またこれらの投稿時には写真等の画像やハッシュタグ(#)と呼ばれるキーワードをしっかりとつけることで拡散されやすくなります。

いつどのタイミングで、どれくらいの頻度で?

SNSを始めたのけれど、がんばってオシャレな写真をたくさん載せてるのに、いいねの数が伸びずフォロワーもなかなか増えない。こんな悩みも多くお聞きします。
実はちょっとした工夫をすることで、投稿がより多くの人の目に留まることができます。
一番の工夫は「投稿時間」です。
とくに3つの時間帯を意識して投稿するだけで閲覧頻度、いいねやフォロワーの数を増やすことができます。

【7時~9時台】
「起床してから朝食を食べて家を出る間」「電車やバスなどの通勤中にSNSを閲覧する」「始業時間までの間での情報収集」など仕事や学校が始まるまでの間にSNSを利用する割合が多い。
土日や祝日などのお休みの日はこの時間帯が1~2時間ずれることが多いようです。

【12時~13時台】
この時間帯は一般的なお昼休憩の時間でスマホを片手にランチをしている人が多く、SNSアプリのアクティブ率が大きくなる時間帯の一つです。実際にランチに行く場所や、帰宅時、休みの日にいくお店などの情報を調べたりすることもあるのではないでしょうか?

【17時~22時のゴールデンタイム】
17時頃からSNSアプリのアクティブ率が上昇し始めます。学校の放課後、企業の就業時間の終了とともに帰宅時にSNSを利用する人が増え、特に夕食後となる20時頃からのアクティブ率は一気にアップします。


[データ元: App Ape(国内数万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による]

SNSはブログとは違いリアルタイムにタイムラインが動いていきます。これらの時間帯を中心にしてお店や企業の情報を投稿を日に何度も行い続けることで効果が少しずつ上がってくると思います。

フォロワーは黙っていても増えない。

そして上記のことを気にして投稿していても閲覧してもらえるフォロワーを増やさなければいけません。
たしかに頑張って投稿していればたまたま閲覧してたまたま興味がある人がフォローをしてくれるかもしれませんが以下の点を気にしてみましょう。

  • とにかく同じジャンルの人やそれにかかわるフォロワーをフォローしてみる
  • ハッシュタグや同ジャンル、ワードを検索してフォローしていく
  • エゴサーチをしてフォローする、いいね、コメントを積極的に行う

待っているのではなく、積極的にフォローしていくことで逆にフォローしてもらえる状態を作りましょう。一定のフォロワーが増えていくとそこからさらに横に広がっていきます。
そして上記であげた内容やタイミングで投稿を行うことでさらに増えていくはずです。

 

SNSは反応やフォロワーが増えていかないと途中で面倒になってしまうものです。このようなお話しもよくききます。最初は大変かもしれませんが、フォロワーや反応が増えるにしたがって楽しくなり自然と続けられるようになります。
どのSNSでどのような内容をどの時間帯に投稿するかで変わってきますので上記を参考に宣伝集客をおこなってみてください。自分が頑張るだけの無料でできる宣伝集客です。
ただ、SNSは一歩間違うと炎上することもあるので気を付けましょう。(炎上商法…というのもありますが。)

ディレクター / mitani

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