ご無沙汰しています。紙デザイナー上がりのおすぎやまだです。
最近、webデザイン以外にも紙媒体のお仕事に携わる機会が増えてきて
「あれ、紙媒体のルールってどうだったっけ?」と忘れかけていた記憶を思い出しつつデザインを考えています。(やらないと、すぐ忘れちゃいますね😢)
そんな中でふと思ったのが、
「印刷用画像は300〜350dpiだけど、web画像はなんで72dpiなんだろう」という疑問。
そもそも印刷用画像が高解像度でないといけない理由は、
線数と呼ばれる「印刷時にどれくらいの密度でインクを敷き詰めるか」が印刷機で決まっているので、その線数に合わせると、解像度は300〜350dpiが推奨されるからです。
ではwebは???
調べたところ、昔の作業環境の基準が令和の今でも続いているという背景がありました。
遡ること1990年、当時のマッキントッシュが「画面上で100%表示したものと印刷したものが同じサイズになる環境」を目指して解像度が72dpiで固定されていたためでした!
このコンセプトを「WYSWYG」(What you see What you get)というそうです。
(そのころWindowsは?というと96dpiだったみたいです)
「1ポイントを基準とし、1ドット=1ポイント=1ピクセル」に近づけば、画面と印刷物が同じサイズで見ることができるという考えです。
詳しい理由を知らずに「そういうもの」としか思っていませんでしたが、調べると意外な答えが出てきて驚きました。
しかし、今の時代も「72dpiである必要性」はあるのだろうかと別な疑問が…Σ(‘◉⌓◉’)
この話はまた機会があればブログにするとしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました!